(指揮者/高橋利幸HP『徒然草』2009.10.27*三百八十八段*より)


 ねむの花(女声合唱団)の団員日記をホームページから読んでみた。何か月ぶりかのことで、もう挫折して日記の更新はされてないのかと思ったが、しっかり続いていた。イニシャルでの日記なので、これはだれかな?などと想像しながら読むのが楽しい。もっともそれは団員を知っていることが必要だから、全く知らない人には、内容から年齢やら、顔などを想像してみるのもいいかもしれない。それにしても、演奏会に来場願ってもだれがだれとは見分けがつかないだろうから、あくまで想像しかないか。

 文章になっているのを見ると、その人のことがより理解できる。ホームページの管理者は、送信されてきた文章をそのまま載せているようだ。行間を空けずに一気に文字を書き連ねる人、行間と段落をしっかり使う人、顔文字を混ぜる人、いろいろだ。少人数の合唱団でもいろいろだから、大人数だと百花繚乱のようになるのだろうか。

 私の中では、趣味の面が大きい合唱活動は、自分にとって価値が少ないのだ。音楽の感動にはプロの演奏、アマチュアの演奏という壁は本来なく、技術と責任感くらいしか其の差にはならないだろうと考えている。だからできるだけ練習を積み重ね、曲を表現できる力をつけるよう努め、それでも足りない部分はプロの助けを借りることを恐れない。そして演奏会の日に出会った人が、表現する合唱団の同志として瞬間の時間に命を共有する。これこそが演奏会を開く条件でもあるし、感動へと結びつく一つの道だと信じている。

 道は多様なルートがあるのだ。どのルートをたどるかの判断は個人によって違う。音楽団体が色々な道を歩みながら前進する。これでいいのだ。たまに私の方針に異を唱える人もあるが、その人は違うルートの選択をすればいいのだ。

 今回のニューイヤーコンサートの開催も同じだ。なんで1月4日から?と疑問に思う人もいるだろう。
ニューイヤーだから1月4日で、という理由もあるし、そのあたりではその日しかホールが確保できなかった、という理由もある。演奏団体が理想の日に理想のホールで公演を開催できることは奇跡に近い。などという理由を演奏会のチラシに書くことも変だし、弁解しても意味がないので普通のチラシを作るわけだ。

 さあ、その演奏会だが、今度のルーテル市ヶ谷でのニューイヤーも楽しめること間違いなし!と断言しよう。
 温かさが満ち溢れた磯部 俶さんの作品。団員のソプラノ歌手と客演のバリトン歌手とのソロのステージ・・・二人の作曲家の「さくら横丁」が歌われる。中田喜直と別宮貞雄さんのものが。もちろんオペラの名曲も。
 そしてNHK学校音楽コンクールの軌跡をたどる四曲が最終ステージだ。去年と今年のヒットしたアンジェラアキさんの「手紙」といきものがかりの「YELL」が新年から聴けるのだ。
 ご来場の皆さんには初詣とニューイヤーコンサートを組み合わせて、新しい年がより恵まれる年になれるように祈るのはいかがでしょうか。
 




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ねむの花 第7回演奏会 「NEW YEAR CONCERT 〜忘れられない名曲シリーズVol.3〜

指揮者/高橋利幸HP

ニューイヤーコンサート